STUDIO NOTE

突然ですが、みなさんは「趣味は何ですか?」と聞かれて、即答できるものって何かお持ちですか?

 

これ、お決まりの質問ですが意外とハッキリこれが趣味だ!って何かを言える人って少ないんじゃないかなぁ・・・と思っています。

 

学生時代であれば読書でも映画鑑賞でもバイクでも、とにかく興味があってちょっとかじっていれば趣味って言っちゃってた気もしますが。。。これだけ情報が多く、色々なジャンルのディープさやマニアックさが増えていく中で、これが趣味って言い切るには度胸がいりますよね。

 

趣味って言うからには、それ相応の時間を費やして熱中していて、その熱量に比例して当然お金も使っていて、、、端的に言うなら脳の何割かをそのことに割いている状態=趣味って感じでしょうか?

 

そんな訳で、ずっとこれといった趣味らしい趣味もなく、興味のある事を色々とやってみては仕事が趣味みたいな状態で10年以上過ごしてきました。

 

で、ようやく趣味だと言えるようなものが見つかりました。ワインです。

 

もともとのきっかけは仕事です。ワイン屋さんの店舗設計を10件以上手がけてきて、社長さん達と一緒に海外の買付けに同行して現地のワイナリーや伝えたい雰囲気に直に触れたりしつつ、仕事で関わりながらワインを飲んだり贈り物に買ったりしていたのが20代中盤の頃です。

 

その頃は銘柄や品種名などにはさほど興味がなく、1本3000円くらいを限度にラベル見て気になったら買ってみる、程度の感じでした。

 

それが結婚して第一子が生まれたあたりからですね。必然的に家呑みが増えた事もあって、じっくり選んでじっくり呑むというスタイルになってきました。

 

そうなると、色々あるお酒の中でもワインってとっても奥が深いし情報量も多くて歴史もあって、とにかく楽しみ方が幅広いって事に気づいてしまったんです。

 

はい、そうです、いわゆるワイン沼ってヤツに見事にはまりました。

 

現在、SOHOのスペースにとうとうワインセラーを設置してしまいました。今では仕事が一段落した夜にはワインを開けて、料理に合わせたりしつつスペックや感想をノートにまとめたりしています。完全にワインオタク道に入ってしまいました。

 

知り始めの頃はチリや新大陸系を買っていて、ハマり始めの頃はスペインワインが中心でしたが、いつのまにかブルゴーニュになり、今は南アフリカ推しです。

 

そんな訳で、出先のレストランなんかではワインリストやハウスワインの銘柄が気になってしまいます。

 

「このお店、この銘柄をセレクトしてくるとはセンス良いなぁ〜」

なんて思う事もあれば、

「このオーナーさんはワインはわかんなくて酒屋さんにセレクトおまかせしてるんだろうな。」

なんて感じる時もあります。

 

ワイン、おもしろいですよね。

この趣味、趣味でありつつ仕事にもちょっと関係していて役立つ時もあるので、まさしく趣味と実益を兼ねていて気に入っています。

(フードスタイリストの妻もワイン関係のスタイリングのお仕事が多く、ワイングラス等グッズが一通り揃っているのも大きいです。)

 

せっかくなので趣味としてだけでなく、またワインバーやワインをちょっと出すビストロ的なお店づくりをお手伝いしたいものです。

きっと自分がそのお店のファン1号になって通ってしまいそうですが、そんなお店が武蔵小金井にできたら嬉しい人って結構いると思うんだけどなぁ。

 

※冒頭の写真は中野rootさんのカウンターでのイメージ写真です。トリンケーロのロッソ・ラシーヌをもってくるあたりにサクラさんのセンスを感じます。最近行けていないので、近々rootさんにも呑みに行きたいものです。

 

※余談ですが日本酒とクラフトビールも大好きで、ワインセラーとは別に日本酒用の冷蔵庫もあったりします。日本酒も奥が深くておもしろいんです。

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