STUDIO NOTE

パンが好きです。朝食はパン派で、これはもう20代前半の一人暮らし時代に始まり、社会人時代もずっと朝食はパン派でした。

 

パンといっても色々ありますが、オーソドックスで何をあわせてもおいしい食パンはもちろん、バゲットを丸ごとリベイクして、外パリ中フワのクラムとクラストとのハーモニーを味わうのも良いですよね。

 

ちゃんとバターの香りがするクロワッサンのサクサクとくだける食感に、温かいミルクティーをあわせて飲むことの幸福感といったらたまりません。

 

ベーグルやプレーンなパンで作るサンドウィッチも良いですよね。挟む具材で無限の可能性があるし、炭水化物にかたよりがちな栄養素だってサンドウィッチならカバーできちゃう。

 

食後はもちろんヴィエノワズリー。

 

パン・オ・ショコラも良いけれど、クロワッサンを食べた朝は同じデニッシュ生地はちょっと飽きるのでブリオッシュなんかが良いです。

 

ブリオッシュのしっとりなめらかな質感に、バニラクリームを挟んだり、ラムレーズンなんかもとても合います。

 

いやはや、パンの世界の奥深さといったら。いくらでも語れそうです。

 

打合せでどこかに出る時には周辺の行った事のないパン屋さんをいくつか調べておいて立ち寄るようにしていて、そのうち何店舗かはわりと熱心なリピーターになってます。

 

冒頭の写真のクロワッサンとあんブリオッシュ、ミルククリーム入りヴィエノワは新宿のゴントラン・シェリエのもの。

 

クロワッサンはフランスで食べた現地のものが外パリ中フワでバター感たっぷりでその美味しさに驚いたものですが、ゴントランのクロワッサンはフランスで食べたものにとても近いんです。

 

ず〜っと湿度の多い日本ではフランスと同じパンは食べられないのではとあきらめていたのですが、ちゃんとウォーターオーブンで加湿してリベイクすれば焼きたての味をわりと再現できる事がわかって、ますますパンにハマりました。

 

これ以外にもオーソドックスな食パンならペリカンか、吉祥寺のダンディゾンのBL30も最高に美味しい。

 

バゲッドは色々食べましたが地元小金井のカンデルのバゲッドが今のところ一番です。古典的な製法で作られた粉の香りの強いバゲッドで、発酵バターとの相性が良く噛み締めると幸せな気分になります。

 

もしもブルスケッタみたいにするなら、新宿プチメックのバゲッドムールもかみしめた時の味の深みがいい。ちょっと固めなので薄めにスライスするのがコツです。

 

墨繪のリンゴのパンやごぼうのパン、角切りベーコンのぎっしりつまったパンの古き良きニッポンの総菜パンな感じもたまりません。見た目は昭和レトロなのに粉の味がしっかりするあたり、よく研究されています。

 

これ以外にもお気に入りのお店はたくさんあります。

 

そして、そんなパン好きデザイナーとして、実はパン屋さんの設計オファーを頂きました!

 

ちょっとまだ先のお話ですし設計契約締結前なので詳細はこれからですが、ひとりのパン好きとしてとても魅力的なお店の構想なので、今からOPENが楽しみでしかたないです。

 

こうして自分が心から楽しめる仕事にたずさわれるのって幸せですね。いちばんワクワクするのはまずは自分、いつもそういう仕事のスタンスでありたいものです。

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