STUDIO NOTE

公式のWEBサイトをもって10年近く、本格的に運用を始めたのはここ4-5年。特に力を入れてイメージ写真の撮影から何からを手につけたのは実は2016年になってからです。

 

完全に言い訳ですが、露出の少ない駆け出しの弱小デザイン事務所にとって公式サイトやSNS運用が大事だよっていう話は充分わかっているんです。

 

「大手さんと街の小さなお店がやりあうには、同じ土俵で競い合ってはダメです。これからのお店づくりはゲリラ戦なんです。小さなサークルでかまわないので、ファンを作って大切にする事が良い場づくりにつながるんです。」

 

なんて事をクライアントさんに言っているのに、じゃあOFFRECOさんの運用ってどうなの?というと全然できていない訳です。

 

そうなんですよね〜。。。

医者の不養生というか、言っている自分ができていない、こういう事って結構ありますよね。

 

そして、これも常々思っていた事なのですが、小さなお店がファンを獲得するにはそのお店のオーナーさんの人となりが伝わるような物が必要なんです。

 

そう、例えばその人の日々の仕事観や暮しぶりのわかるような、価値観に触れられるような、そんな日記的な物ですね。

 

こうして10年以上も店舗デザインの現場に関わっていると、それなりに色々な経験も積んできて、転ばぬ先の杖みたいな話から今なら笑えるような失敗談まで色々とお話しできる事も溜まってます。

 

もともと、文章を書くのは好きなんです。

日本語学者だった父の影響で実家の壁は一面すべて本棚で、難しい専門書から星新一のショートショートまで幅広い本がありました。それらを読みふけっていた幼少期の影響か、こうして文章を書くのはまるで苦になりません。

 

そうですね、もう少しこの場で僕の人となりをお伝えできるような事を書き綴っていってもいいかなって、最近ぼんやりと思っています。

 

すごく仲の良い友達っていうプライベートな距離感ではなく、かといってデザイン事務所とそこに訪れるお客さんっていうビジネスライクすぎる距離感でもない感じ。

 

近所のこじんまりとしたカウンターのビストロなんかで何度か顔を合わせて、お互い顔は知っているけれど名前は知らない関係。今日はたまたま他にお客さんもいないし席も近いし、それでちょっと雑談の始まるような、そんな感じが良いですね。

 

たぶん、あまりお仕事に役立つような事はお伝えできないかもしれません。ただ、色々と雑談をして仲良くなっていくように、日記的なものを読みながらこういう人とならお店づくりをしてもいいかな、なんて思っていただけたら嬉しいです。

 

※冒頭の写真は設計した中野rootさんの1Fカウンターです。ソムリエ資格も取得されているサクラさんのワインのセレクトは良コスパ銘柄ばかりでおすすめです。仲良くなったクライアントさんと一緒に呑みにいきたい、そんな愛すべきお店です。

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