STUDIO NOTE

毎週水曜はブックレビューの日にする事にしました。本日は2冊目、すっかりパラレル実業家となったホリエモンこと堀江貴文さんの飲食コンサル本、先月出たばかりの新書です。

 

この手の本ってAmazonで見ると10年〜20年前くらいからあるんですよね。

 

どうすれば飲食店は儲かるのか、うんぬんってヤツです。

 

でも、常々思っているのですが、そんなに儲ける方法に詳しいなら人に話していないで自分でやれよって思っちゃうんです。

 

その点では、本書の堀江さんは飲食を楽しむ客側の視点と、多数の事業を立ち上げている実業家と経営者の視点、その両方で語っているのである程度信用できるなと思います。

 

また、この人はライブドア事件などで世間一般でもそのキャリアや生き方はたくさんメディア露出しましたし、今さら儲け話で儲けようという雰囲気はなさそうです。(自身プロデュースの会員制飲食キュレーションメディア「TERIYAKI」の宣伝はちょいちょい入ってきますが)

 

肝心の内容ですが、ちょっと遠い打合せの行き帰りの電車内3時間ほどで読破できる感じです。

 

いつも通りの歯に衣着せない語り口で、バッサリとこれからの飲食店の儲け方を話してくれます。

 

「食べログ」「ドタキャン」「人材確保」を今の飲食店の3大問題として、これを解決する方法を提示してみたり、色々な匿名の飲食店オーナーが堀江さんに質問して一問一答するコーナーなどはかなりおもしろいです。

 

僕はわりと堀江さんの話す内容には賛同できたので、参考になる飲食店経営者の方も多いはず。

 

逆にホリエボンっていうだけで毛嫌いして読まない方もいらっしゃるでしょうが、それはもったいない。

 

著名な実業家の講演会なんかだと、だいたい1回聞くのに3000円とかかかりますよね?調べたら六本木ヒルズでやっているアカデミーヒルズがだいたい1講演3500円でした。

 

映画館もだいたい2000円くらいですね。ミュージシャンのライブだともう少し高くて6000円以上します。

 

そう考えると、著名な実業家である堀江さんで、情報の新しい書き下ろしの本って僕は安いと思うんです。

 

情報の鮮度と多様性が気付きや発展を生むと感じているので、お店をやっている人や始めたい人は読んでみてください。オススメします。

 

 

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