先日とある取材を受ける機会があったのですが、その時のテーマの一つがいわゆる独立前後の話だったんですね。で、ひさしぶりに独立前後の時の事をちょっと思い出したりしたんです。
今でこそ仕事の波も安定してきて、忙しくてお仕事をお断りしたりお待ち頂いたりする事もでてきたのですが、独立当時はやっぱり暇な時間も多かったです。
そういう時期ってよく「食えない時代」とかって言うじゃないですか。
実際に食えていないならそんな話はできない訳ですが、まぁ実際に食えないかも?と思うような経験は何回かしました。
まず、独立して最初にぶち当たるのって月給→完全成果報酬っていう報酬体型の違いでした。
普通の雇用形態だと毎月給料が入るんですが、独立すると案件が終わって請求書を出して振り込まれないとお金は入りません。
そして、当時はじめて知ったのですが支払いサイトという月末締め翌月末払いとか、15日締め翌々月末払いとかの支払いの仕組みって取引先によってぜんぶ違うんです。
これが、なかなかしんどかった。仕事によっては2年がかりで全部終わるまで1円も入らないとかもあるんですね。
その2年間は経費とかは全部持ち出しでまかなう訳で、長くなる程チリツモで結構な額を立替える事になるんです。
家賃が払えなくて親にお金を借りたり、何かと欲しい物をあきらめたり、手元にお金が入っても3ヶ月後の収入は不明なので怖くて使えなかったりしました。
まぁ、そんな経験を色々してきて今では案件によって長い場合は着手金〜途中で半額〜完了して残額、みたいな支払い方法を相談させて頂いたりしています。
ホント、こういう営業していく上でのリスク管理って結構大事なんですが、なかなか頭で知っていても体験してみると勝手が違くてとまどった事の一つです。
これから独立を目指す人は、フリーランスってこういう面倒そうなことも引き受けなきゃいけないっていうのを頭の片隅に入れておくと少しは転ばぬ先の杖になるかもしれません。
今でも半年後の約束された収入は0円です。でも、自分のがんばり次第では天井もないのがフリーランスの良い所です。
年内はちょっとスケジュール詰まっていますが、来年2月くらいから少し余裕があります。手を動かしていない時期も構想など頭はフル稼働していますので、お仕事のご相談はお早めにどうぞ。
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