グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ (監)糸井重里


更新がだいぶ滞っておりますが、そのぶん仕事はがんばっております。
もうしばらく山場が続きそうなので、ちょっと不定期更新気味ですが・・・
なるべく気分転換がてら書けるように意識していこうと思います。
軌道乗ってペースつかむまではご容赦を。

で、久々の紹介。
グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ、です。
ほぼ日の糸井さん監修、想定はコズフィッシュの祖父江慎さん。
銀箔の上に白のUVインク印刷というなかなか凝った表紙に、
CDのライナーノーツのような本文組が特徴的。

問題の中身はグレイトフル・デッドをお手本に、
インバウンド・マーケティングの事例を紹介していく本です。

フリー&シェア、ラブ&ピースのヒッピースピリッツ礼賛本。
でもしっかり最近のフリーミアムの事例なんかも入れていて、
よくも悪くも今っぽい本に仕上がっています。

参考になる部分もいっぱいあるけれど、
このまま使えるほど甘くもない。

震災以降、世の中の流れがフリー&シェアに流れていて、
その価値観の変化はいいなと思う部分もあるのだけれど、
何事も行き過ぎると破綻するのでちょっと心配でもあります。
本当に大切な事は技術や手法にするべきじゃないのかもしれない。

お知らせ

毎日更新で来ていましたが、
今抱えているプロジェクトに専念する為、更新頻度が遅れております。
また近日中には復帰しますので、再開までもうしばらくお待ちください。

インターンさんとの関係

最近ちょっとお仕事が詰まっていて、
おかげさまで日々一生懸命喰らいついている状態です。

そこで先日お手伝いスタッフのインターン&アルバイトを募集した所、
ありがたい事に何名か来て頂いておりまして、非常に助かっております。

まだできたてほやほやの事務所である上に、
僕自身がまだまだ未熟な部分もある為、
なかなか満足なお金をお支払いできていません。

この、建築・デザイン系の若手タダ働き当たり前制度って、
やっぱり良くない部分もあるし、美しき師弟愛的な部分もあるし、
常々これはもっと気持ちよく整理できないかと考えているんです。

とはいえ、無い袖は振れないのも事実。
なのでOFFRECOでは極力来て頂いたスタッフさんとは、
積極的にコミュニケーションをとらせて頂きます。
人生相談から、最近の趣味の話、技術の悩み相談etc…

たまに僕も疲れてソファで仮眠したり、
寝室に引きこもる日もあるかもしれませんが、
なるべく直接お話をしながらお仕事ができればと思います。
一緒に成長できるような関係を、丁寧に作っていきたいですね。

取材旅行 in 弓削島

昨日の『取材旅行 in 淡路島』に引き続き、
今日は愛媛県は弓削島でのお話をしましょう。

弓削島は瀬戸内海にある島々の1つで、
広島県と愛媛県の県境にあります。
近隣で有名なのは村上水軍の因島(広島県)ですね。

瀬戸内海の恵まれた自然環境を抱えてはいるものの、
かつて栄華を誇った造船業などのダウンサイジングに伴って、
現在は過疎化と高齢化のダブルな悩みを持っているそう。

この弓削島へは、桑沢の後輩でフリックスタジオに勤務しつつ、
瀬戸内編集デザイン研究所を主宰する宮畑周平さんを取材に来ました。

宮畑さんとは2009年に一緒に同窓会委員に任命されたご縁もあって、
協力して同窓会ウェブの取材などを行ったりもしていたのですが、
2011年の3月頭に彼がこの弓削島へ移住。
その辺りの話は本家の同窓会ウェブで記事にするのですが、
何よりも彼の行っている事や島を見る目がおもしろいのです。


今回、淡路島での合流から車の運転から案内、
宿泊までさせて頂いて何もかもお世話になった訳ですが、
そんな宮畑家の住むのは奥様のお爺さまが住まれていた古民家。
その築年数、なんと100年レベルとの事。

島という立地で潮風が強いからなのか、
山と海に囲まれて木材の自給がたやすかったからなのか、
焼き杉を壁材として使っている民家が数多くありました。
宮畑家も堂々たる佇まいの、焼き杉の塀。

この焼き杉の塀が経年変化でとても美しい痩せ方をしていまして、
要するに木材の木目の筋の部分だけが残りつつ、
筋以外の部分が削れていってざらざらゴツゴツした手触りなんですが、
そのテクスチャーの気持ち良さ!思わず持って帰りたくなる程でした。


そんな豊かな島の街並も、過疎化と高齢化で荒れ始めていて、
耕作放棄地や、荒れ果てた古民家が点在していました。

こうした問題は色々な根深い原因が絡まっていて、
有名な先生が来て魔法のように一発解決する事はなかなかできません。
自分自身の問題として、自分たちでコツコツと解決していくしかない。


そういった問題を、少しずつ解きほぐすような活動も、
宮畑さんは始めていました。

編集者として、島に住む人々を取材してフリーペーパーを作り、
まず島に住む人々が島のことをきちんと知る事ができるように、
人を繋げるメディアを隔月発刊しているのだそうです。

残念ながらまだWEBなどの島以外への情報発信はしていないそうですが、
いずれ島メディアが何かを動かす原動力になる日が来るんじゃないか、
読ませてもらってそう強く感じました。

実際、取材している間もご近所さんが何か食べ物を持って来たりして、
本当に古き良き日本の生活のカタチが残っている。

弓削島、とてもおもしろく魅力的な場所でした。
オフレコが法人会社化するのはもう少し先になりそうですが、
社員旅行の有力候補地の1つとして今後も要チェックしておきます。

取材旅行 in 淡路島

『取材旅行 in 淡路島〜弓削島』でも書きましたが、
あまりにもダイジェスト版だったので、
もう少し写真をつけてご紹介をしておきます。

兵庫県淡路島で向かったのは瓦職人の山田脩二さんの工房。
淡路島は日本三大瓦の1つでもある淡路瓦の産地でもあり、
この淡路瓦の銀色の光沢の美しさは息を飲む程。


山田脩二さんの瓦を焼く窯です。
これは『だるま窯』というものだそうで、
月に1回〜2回ほど火入れを行うそうですが、
いぶし瓦のような還元焼成に向いているそうです。

この還元焼成という方法は以前陶芸家の方を取材した際に教わりました。
焼き物は酸化焼成と還元焼成という2種類の焼き方があって、
その焼き方の違いで出来上がりにかなり差がでるという焼き方の事。

要約すると完全燃焼(酸化)と、不完全燃焼(還元)という事でして、
だるま窯は両方の口から一気に火を焚くことで、
酸素の足りない不完全燃焼(還元)の状態にする窯って訳です。

ちなみに、このだるま窯ってガス窯や電気窯にシェアを奪われて、
今では数が少なくなっているとの事。
昔から焼いているだるま窯は日本国内でも数基しかないそうです。


そんなレアなだるま窯。
実際の火入れはタイミングあわず見れなかったのですが、
中に入らせて頂けたり、瓦話も色々と聞かせて頂きました。
これは本家のお仕事の方で記事にしてまとめるので、
ここでは書きませんが中々おもしろい内容になりそうです。


そして、山田脩二さんの工房を後にして、
宮畑さんとご交流のある淡路ノマド村という所へ。
廃校をリノベーションしてカフェ機能やワークショップ機能などの、

複合的なメディア機能を持った未来型のライフスタイル発信基地です。

淡路島へ行くなら是非寄ってこいとオススメされていた場所でしたが、
4月までカフェは冬期休業中だと聞いていて行けないと思っていたので、
こうして寄れてとてもおもしろかったです。

島・・・と聞くと、文化的にも生活的にもある意味での孤立のような、
離れているマイノリティなイメージを持ってしまいがちだったのですが、
今回は行く場所もお会いする人も本当にアグレッシブに活動されていて、
とても活き活きとされていたのが印象的でした。

今回、こうしてご縁もできたので、
また暖かくなる事に再度訪問してみたいと思います。
ノマド村オーナーのヴェルナーさんはドイツ語と英語のバイリンガルなので、
それまでには少し英語力も磨いておかなきゃです。